ほしのメンタルクリニックの診療内容|豊田市浄水町の精神科・児童精神科

診療内容 MEDICAL

疾患について

自閉スペクトラム症

こだわりや感覚過敏、
コミュニケーションの苦手さなどがみられます

自閉スペクトラム症の特徴や程度の現れかたは人それぞれで、発達段階によっても変化します。代表的な特徴は、他人の気持ちや場の空気が読めず人との関わりを苦手に感じたり、発言の意図を読み取れず会話が噛み合わなかったり、自分なりのやり方、物や場所へのこだわりを変えられないために生活に支障が出たりするものです。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 興味や関心の範囲が狭い
  • 新しいことや状況が苦手
  • 空気を読むのが苦手
  • 特定の物や場所へのこだわり
  • 会話が噛み合わない
  • 集団に入れない、ひとりが好き
  • 言葉の発達が遅い
  • 感覚過敏、感覚鈍麻

注意欠如・多動症(ADHD)

衝動性や多動、不注意がみられます

注意欠如・多動症の特徴の多くは幼少期からみられます。じっとしていられず、思いついたらすぐに行動したり、興味がある物に対して次から次へと注意が逸れ、ひとつの物事を最後まで終わらせられなかったりします。一方で、興味のあることには大変な集中力持続力を発揮することもあります。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 落ち着きがない
  • 忘れ物が多い
  • 授業中に立ち歩く
  • 待つことが苦手である
  • 静かに遊ぶことが難しい
  • 人間関係に支障が出ている
  • 物をよくなくす
  • 学校や社会生活への困惑がある

限局性学習症

読み書きや計算など特定のことができない

限局性学習症は、知的な発達に明らかな遅れがなく、視覚・聴覚に問題がなく、本人の意欲低下がないにも関わらず発生する、読み書き能力や計算力などに限った発達障害です。周りから「やる気がない」「勉強する気がない」などと誤解が生まれることがあります。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 形の似ている文字を間違える
  • 文節の区切りがおかしい
  • 読み飛ばしが多い
  • 助詞の間違いが多い
  • 漢字が書けない
  • 筆算ができない
  • 数の大きい小さいがわからない
  • 数字や記号を理解しにくい

不登校

学校に行きたがらない、
休みや遅刻、早退が増える

不登校とは、「学校に行かない・行けない」状態のことを言います。その背景にはさまざまの要因があり、ご本人が自覚していないこともあります。行きたい気持ちがあるのに朝の登校前に腹痛や頭痛など身体症状が現れて行けなくなることも多いです。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 学校を休みたいと頻繁にいう
  • 教室に入れない
  • 眠れない状態が続いている
  • 学校に行きたいけど行けない
  • 勉強がついていけない
  • 遅刻・早退をくり返している
  • 部屋によくこもっている
  • 朝の登校前に不調になる

うつ病

気分が落ち込み、
脳がうまく働かなくなる疾患です

うつ病は脳内の神経伝達物質が減少することで発症し、憂うつ感、倦怠感、疲労感、意欲や食欲の低下、集中力の低下などを生じる疾患です。2週間以上お悩みが続く場合はうつ病の疑いがあります。
また、子どもにもうつ病はあります。ただし大人とは違い、イライラ、怒りっぽい、身体症状、不眠、過眠などが主症状としてみられる場合があります。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 気分の落ち込みが続く
  • 眠れない状態が続く
  • 趣味や娯楽を楽しめない
  • 食欲低下や体重減少がある
  • 必要以上に自分を責める
  • 疲れやすく、意欲がわかない
  • 自分はダメな人間だと感じる
  • 周囲に心配された

双極性障害

躁状態とうつ状態を
くり返す疾患です

気分が高揚し、浪費や多弁、睡眠欲求の減少(眠らなくても平気)などを特徴とする躁状態においては、ご本人は絶好調と感じておられることも多く、周囲とトラブルになる場合もあります。うつ状態になると文字通り人が変わったように自責感、憂うつ感、意欲の低下などがみられます。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 気分の高揚により浪費する
  • 周囲に横柄な態度をとることがある
  • よくしゃべり、怒りっぽくなることがある
  • 眠らなくても元気
  • 性に開放的なことがある
  • 気分の落差が激しく別人のようになる
  • 落ち込み、絶望することもある
  • 躁とうつ、2つの状態を繰り返す

不眠症

眠りが浅い、寝つきが悪い、
夜中に何度も目が覚める

不眠症には、夜眠れないだけでなく、日中にひどい眠気があったり、寝過ぎてしまったりすることもあり、一時的であれば問題ありませんが、慢性的に続くことで社会生活に支障をきたします。未治療のまま不眠が続くことで症状の回復に時間がかかる可能性もあります。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 夜眠れない
  • 朝早い時間に起きてしまう
  • 寝つきが悪い
  • 日中の倦怠感が強い
  • 眠りが浅い
  • 意欲や集中力が低下している
  • 夜間何度も目が醒める
  • 食欲が減退した

不安症

慢性的な不安から
社会生活が困難になります

不安症とは、コントロールできない不安や心配が慢性化し、不眠や筋緊張、集中力の低下などを引き起こす状態です。突然の強い息苦しさ、動悸、発汗を主症状とするパニック障害も不安症に含まれます。「またなったらどうしよう」という予期不安と呼ばれる症状を伴うことも特徴です。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 学校や仕事などの心配事が頭から離れない
  • 気持ちが落ち着かない
  • イライラすることもある
  • 不安や心配な気持ちが長く続く
  • 焦燥感におそわれる
  • 心配事が気になって
    目の前のことに集中できない
  • 心配事が気になって眠れない
  • 疲れやすい

月経前不快気分障害(PMDD)

月経1〜2週間前から
心身の不調が生じるPMSのうち、
特に心の不安定さが強いものを
PMDDといいます

抑うつ気分、不安、緊張、情緒不安定、イライラなどが主症状で、食行動の変化や不眠もみられます。月経開始数日以内に軽快し、終了後の週には消失しますが、周期的な情緒不安定により周囲とのトラブルに発展する場合もあります。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 月経前はいつもイライラする
  • 月経前は不安や緊張感が増す
  • いつもより怒りたくなる
  • 自己否定的になる
  • 集中力が低下する
  • 気持ちをコントロールできない
  • 激しく気分が落ち込む
  • 不眠や倦怠感など身体症状もある

更年期障害

急なイライラや不安感、
のぼせや発汗など身体の不調が続く

45〜55歳の閉経前後はホルモンバランスが大きく変化します。不眠、肩こり、のぼせ、発汗、イライラなど、身体的・精神的な不調により日常生活に支障を来たす場合があります。また、男性の場合も40代以降に男性ホルモン分泌が低下することで、発汗やのぼせ、集中力低下、不安感、不眠、性機能障害などが見られる場合があります。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 急に汗が止まらなくなる
  • 疲れやだるさが取れない
  • のぼせや火照りを感じる
  • 肩こりがひどい
  • ささいなことでイライラする
  • 眠りが浅い
  • ズキズキとした頭痛が続く
  • 椅子から立ち上がるとめまいがする

強迫症

強い不安やこだわりが
日常生活に影響します

強い不安やこだわりで頭がいっぱいになる強迫観念や、特定の行動をせずにいられない強迫行為に時間を浪費してしまい、生活に影響を及ぼします。何度も繰り返し手を洗ってしまう、鍵や火の元を何度も確認してしまう、順番通りに並べ直さないと次の行動ができないなどの症状があり、程度は人それぞれです。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • 手が汚いと思い何度も洗う
  • ドアノブや手すりに触れない
  • 鍵を閉めたか何度も確認する
  • 電気やガスのスイッチを何度も確認する
  • 決まった手順を守らないと不安
  • 不安からニュースを何度も確認する
  • 数字に対する過剰なこだわり
  • 決まった配置や順番に過剰にこだわる

適応障害

何らかのストレスがきっかけで
学校や仕事、家事などの場面に
うまく適応できない

進学や就職をはじめとした環境の変化によるものが多く、ある特定の状況において症状が生じます。原因が明らかなことが特徴です。頭痛、息苦しさ、動悸、めまいなどの身体症状から、抑うつ感、不安、集中力の低下、意欲の低下など精神的な不調まで程度や現れかたはさまざまです。

TROUBLE

こんな場合はご相談ください

  • ストレスの原因がはっきりしている
  • 気持ちが沈む
  • 頭痛などの体調不良が続く
  • 寝ようとしても眠れない
  • 学校や会社が近づくと辛くなる
  • 肩こりやめまいがひどい
  • 仕事や学業に集中できない
  • 人間関係が辛く、不安だ

当院の検査について

一人ひとりに合わせた適切な検査を

医師が診察のうえ必要と判断した場合に、状態に応じて実施いたします。検査により神経発達症(発達障がい)などが疑われ、さらに詳細な検査が必要と判断された場合は相談室にて自費による検査をご案内する場合もございます。

知能・
発達検査
人格検査
神経
心理学的
検査

当院の治療について

薬物療法

同じ病名であっても「困りごと」の具体的内容は一人ひとり異なります。改善したい点を患者さまとよく相談したうえでそれぞれの状態に合わせて西洋薬だけでなく漢方薬も幅広く選択肢としてご提案いたします。
ADHD治療薬であるコンサータやビバンセの処方も可能です。

プレイセラピー

5〜12歳までのお子さまで、診察と検査から総合的に判断し、適応のある場合にご案内いたします。 当院にはボードゲームやドールハウス、人形、折り紙、お絵かき、ねんどなどがあり、セラピストがお子さまの希望や状態に合わせて進めてまいります。料金は「費用について」をご参照ください。

カウンセリング

中学生以上~大人のかたで、医師が診察し、心理検査などを行ったうえで適応のある場合には心理発達相談室でのカウンセリングをご案内いたします。